底味様【1565杯目】

「底味(そこあじ)」という新語が瓶詰場を飛び交っています。

事の発端は製造部の大田が「今年の普通酒はうまい。底味がする。」と言ったのが事の発端のようです。
昭和38年から五橋に勤める、超ベテランが発する言葉です。
なんとも言えない重い言葉ではありませんか。

確かに、瓶詰主任の福本も、今年の普通酒はうまいと言ってます。
いつもどおりの造りなのですが、何が違うんでしょうか。

そこで一点思いつくのが搾り機の更新。
上槽用の搾り板を新しくしたのであります。
これもいってみれば、変える必要が無かった板ではあったのですが、
部品の一部にゴムが使用されており、ゴム臭が酒に移るとか移らないとかの懸念があったのです。

しかし、これは他の蔵元も同じ条件。
ほとんどの蔵元で使用されている板と同じわけですから、
問題があれば、あちらこちらで起こっているはず。

しかし、五橋はおそらく誰も気づかないであろうところまであっても、
酒質劣化の可能性は排除します。
そこが五橋の違うところじゃないですかd(-。-)

酒質を劣化させないようにした更新が酒質を向上させたのであれば、
ラッキーこの上ないのですが、これも真摯な酒造りに取り組む五橋への神様からのご褒美かと^^

このことから瓶詰部門のみんなは、
五橋の酒質を向上させてくださった神様を「底味様」と呼んで、崇めているとかいないとか^^

 

(業務部 大下勝己)

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