「花酒」~お酒がおいしくなる唄【859杯目】

社長から面白い本をいただきました。(貸してもらっただけ?)
「花酒」~お酒がおいしくなる唄~という本で、選者は笑々さん。
この笑々が曲者で、本名を永谷正治といい、
五橋の山田錦契約栽培の指導をしてくださっている酒米栽培の権威なのであります。

まだ全部目を通しておりませんが、序文でいきなりの永谷ワールドにはまってしまいました、
手抜きで申し訳ありませんが、序文のところを拝借して、ご披露申し上げます。
永谷先生のこの類稀なるセンスに、唄を少々たしなむ私(カラオケか?)ですが、腰抜かしました。

かの有名な紀貫之は古今集の序分に次のように書いています。
「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろずのことの葉とぞなれりける。
世の中にある人、ことわざしげきものなれば、心におもふことを、
見るもの、聞くものにつけて、言ひいだせるなり。
花になくうぐひす、水にすむかわづの声をきけば、
生きとし生けるもの、いずれか歌をよまざりける。
力をもいれずして、あめつちを動かし、目にみえぬ鬼神をもあはれと思はせ、
おとこ女の仲をもやはらげ、猛きもののふの心をもなぐさむるは歌なり。」

この序文を永谷先生は酒を讃える文章に見えてきたというのです。

以下は本文そのままです。
出典を書いているから、盗作じゃないでしょ?
最近某アイドルが盗作で騒がれましたので、ちょっとナーバスになってます。
問題があればすぐ削除しますので、大目に見てくださいませね。

「やまとの酒は豊葦原の瑞穂の米をタネとして、よろずの水の流れを汲みて醸すなるべし。
世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心におもふことを、
見るもの、聞くものにつけて、飲み慰むるなり。
花に鳴くうぐいす、水にすむかわずの声をきけば、
生きとし生けるもの、いずれか酒を飲まざりける。
力をも入れずして天地(あめつち)を動かし、おとこ女の仲をもやわらげ、
目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、猛き武士(もののふ)の心をも慰むるは酒なり。」

はぁ、すばらしいっす。
このようなすばらしい序文から始まる「花酒」~お酒がおいしくなる唄~は、
㈱醸界タイムス社から発売(525円【税込】されています。
あっ、宣伝しても私には特にメリットがあるわけではありませんので、念のため。
ただ、面白い本を皆様にお伝えしたいとの思いからの行為ですので、誤解されませんよう。

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