清酒製造業は不況産業か?【199杯目】

突然ですが、現在日本国内で一番売れている酒類はビールです。
二番目が発泡酒で、日本酒は三番目ということになっています。
伸び率を見ると発泡酒がダントツで、ものすごい右肩上がりです。
焼酎の乙類もここ数年調子がよかったんですが、1
3CY(13年暦年)では101%の微増ということなんだそうです。

残念ながら日本酒は約30年の間右肩下がりのマイナス成長を続けておりまして、
いわゆる不況産業ということになるようです。
先般行われた山口大学の古川ゼミナールの卒論発表会の中でも、
「日本酒は売れない」という言葉が頻繁に出まして、
後輩達の軽蔑のまなざしと哀れみの目が・・・そんなことは無いですが。

確かに日本酒全体でみるとものすごいマイナスです。最盛期の約半分ですから。
しかし考えてみると分かることなんですが、
全シェアの大部分を占めるいわゆる大量生産酒が売れなくなっているんですよね。
五橋も山口県では大きいほう(出荷量)に入るんでしょうが、
全国から見ると中堅クラスでしかありません。

取引先様とお話するときによく例に出すんですが、
広島で一番大きい蔵が五橋の約10倍(出荷量)です。
それより10倍大きい蔵(工場?)が日本一の出荷量を誇っています。
つまり一番大きい蔵が前年対比99%(出荷量)で決算を迎えるということは、
五橋クラス1社に相当する売上(出荷量)がなくなるということです。
五橋クラスが1%落としたところで全体からすればまさに大河の一滴。
大手さんが落とすのとはケタが違います。

ちなみに、某大手さんのある期間3年間で減少した出荷量は、
山口県全蔵の総出荷量を上回ります。
これが日本酒不振といわれるカラクリじゃないかなと私は考えています。
確かに昔ほどは日本酒が飲まれなくなったのかもしれません。
しかしこの時代にも売上をどんどん伸ばしている蔵があり、
品切れを起こしているところまであるわけです。
日本酒が売れなくなったのではありません。
よい日本酒(蔵)は伸びています!!
伸びていない日本酒(蔵)には何か理由があるのでしょう。

というわけで、五橋の「花ならつぼみ」が品切れをおこしそうです。
週明けにはお断りをさせていただくことになりそうです。申し訳ございません。あらかじめご了承ください。

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