酒粕は冬の風物詩【177杯目】

1月も下旬に入り、ようやく本格的に寒くなり始めたような感じです。
岩国では寒波襲来ということで、大雪!は降っていませんが、だいぶ冷え込んでまいりました。
冷えると言えば、例のあの話題に入ります。
勘の良い皆様なら分かっていただけると思いますが、そうです。アレです。
燗酒!!ではありません。

「アレ?なんで?いつものワンパターンじゃないの?」
そういう声が聞こえてきそうですが、時は一月、仕込み真っ最中!とくれば酒粕です。
寒い冬には酒粕を溶いて温かい甘酒を。

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「なーんだー、酒粕か」とあきれ顔の皆様方。
酒粕をバカにしてはならないのですよ。
酒粕の効用など詳しいことについては将来蔵元だよりでご紹介いたしますが、
数年前、某テレビ版組で酒粕の驚くべき効用が紹介され、市場から消えたこともあったではないですか。
最近では大手メーカーさんが甘酒のテレビ広告(酒粕とは直接関係ありませんが)もはじめました。
今まさに時代は粕!(もちろんお酒もですよ)

ところで酒粕は絶対量が減ってきています。
酒の消費量が一時に比べて減少してきたことも要因ですが、
大手メーカーさんが酒粕の出ないような造り(融米造り)をしているのも一因です。
(融米造りについてもいつかご紹介いたします)
伝統的な手法で作られる酒からは副産物として酒粕が出ます。
機械化や効率化はこういったものまでなくしてしまってよいのでしょうか?
今月号(其の40)の蔵元だよりでスローフードについてご紹介いたしましたが、
言ってみれば酒粕もスローフード的食品といえるのです。
機械化や効率化、コストダウンといった甘言についのって、
なくしてはいけないものまでなくしてしまうことがあります。
それが酒粕なのです。(ちょっといいすぎ)

まぁ、五橋でも酒粕が発売開始されましたので(今月のはじめ頃から)遅ればせながらご紹介を。
ただ、袋詰めの作業に手間と時間がかかるようですので、出荷できる日とできない日があります。
残念ながらお待ちいただくこともあるでしょうが、ご了承ください。

明日から一週間ほど出張に行ってまいります。
今度の更新は28日になりますが、私のいない一週間も「今日の五橋」バックナンバーでお楽しみください。

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