蔵元だより其の27の補足【143杯目】

蔵元だより其の27に関する内容について一つご説明を。
価格訴求型の商品と品質訴求型の商品とに分かれるだろうと書いてあります。
皆様もご承知のように日本は資本主義社会です。
いわゆるバブル期には国民総中流家庭という変な意識を植え付けられました。
一部のお金持ちと一部の貧しい方達と、多数をしめる中流階級。
資本主義ではこんなことはありえません。
生活のレベルは別として、国民みんなが同じというのは社会主義国家じゃないですか?
なぜかマスコミは日本国民にこういう意識を植え付けました。

結果として知らず知らずのうちに貧富の差が広がっています。
権力のいすに座り続ける(天下り含む)官僚と、いわれのないリストラの憂き目に合わされるサラリーマンと。
国債の格付けがどんどん下がる中でも「親方日の丸」と胸をはる官僚と、
賃金カットとボーナス減額、さらに追い討ちで増税のあおりを受けるサラリーマンと。

こんな暗い話がしたいわけではありません。
知らず知らずのうちに手が・・・、今の日本を憂いているんでしょう。

話は戻りますが、価格訴求型は言わずと知れた大手メーカーの戦略商品です。
昔から日本酒業界は会社の規模をあらわすのに石数を使います。
一升瓶で100本が1石。
例えば五橋は年間43万本(一升瓶換算)の販売をするから4300石。といった感じです。
数量にこだわるところは、とにかく石数が稼ぎたいわけです。量がさばきたいわけです。
ですから一本売る労力で多くの量をさばこうとすれば、必然的に容量を増やします。
2リットルパックや3リットルパックがそれです。
このときに量に応じて価格が上がれば効果は半減です。価格据置で量を増やさなければ。
結果として巷で月まる戦争という戦争が勃発しました。
これに乗じてか、最近新たに別勢力(動物の名前)も出陣したようです。

この戦争に参加する地方蔵はおそらく・・・
はじめから大量生産大量消費を目指した酒工場と、地方の地酒を扱うメーカーでは企業体力が違います。
はじめから同じスタートラインには立てないわけですね。
というよりむしろ、コースが違っているんですが・・・。
この意味から目指しているところが違うというのは間違いなくいえるところでしょう。

必然的に日本酒の方向は二分化されます。(たぶん)
こういう感じになっていくんじゃないですかね。

あまり大手さんの悪口のようなことを書くとしかられそうですが、
大手さんがわき道を走ってくださっているので地方メーカーが頑張れるっていうのはあるでしょうね。
あれだけの資本力とあれだけの人材とをもってして、真剣に酒造りに取り組まれたら地方メーカーは手も足もでないんじゃないですか?
雨後のたけのこのように乱立した地ビールメーカーさんが苦戦されているのは、
日本4大ビールメーカーさんが真剣にビールつくりに取り組まれている(?)からでしょうから。

「解説」といながらこの解説が意味不明に陥ってます。
昨日に引き続いて適当に咀嚼してご理解ください。申し訳ございません。

明日は「五橋の社屋、補修工事完成!の巻」をお届けいたします。
たまには柔らかいやつを。どうぞ。

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