今日は山田錦の契約栽培を行っているトラタン村で米の等級検査がありました。
今年は気候も良く西日本では作況指数も高い。いわゆる豊作なのでありました。
所狭しと並べられた山田錦。山田錦の総量は720俵。約43トンです。
これらは精米歩合60%以下で使用されますから仕込みに使用する量は約25トンくらいになります。
そして食糧庁の職員の真剣な米の分析。写真にある機械で米の水分量を測ります。
水分が少ないと精米時に割れやすくなるため、よろしくありません。
上中の写真は米の胴割れのチェックです。
この時点で米に割れ(ひび)が入っているとやっぱり精米時に胴割れが起こります。これもまたよろしくないのです。
トラタン村で契約栽培してもらっているのは山田錦だけではありません。あの「神の米」イセヒカリもあります。
今年の収穫量は約70俵。約4トンということですか。
このように五橋では毎年この時期に農家の方々と一緒に検査の行方を見守ります。
半年間一生懸命稲を育ててこられた農家の方が検査を見守るまなざしは真剣そのもの。
こんな姿を知っているからこそ、五橋は米への思い入れをより強く出来るのです。
「酒造りは米作りから」この言葉の意味。分かっていただけると思います。