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蔵元だより

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其の84 ラベルを見れば中身が分かる ~ラベルはお酒の履歴書です~

 前回の「蔵元だより」では、「清酒の製法品質表示基準」による特定名称酒の定義についてご紹介させていただきましたが、そもそも「清酒の製法品質表示基準」とは何かについてご紹介できておりませんので、改めてご紹介させていただきます。
 「清酒の製法品質表示基準」は清酒のラベルにその内容を表示する際のルールで、①吟醸酒、純米酒、本醸造酒といった特定名称を表示する場合の基準、②清酒の容器等に表示しなければならない事項の基準、③清酒の容器等に任意に表示できる事項の基準、④清酒の容器等に表示してはならない事項の基準、について定められています。
 これらの内容は表示が義務付けられているものではありません(②は表示義務)が、表示をしようとする場合には、その基準に準拠しなければなりません。
 ラベルは商品の顔であると同時に、その中身を知らせる履歴書でもあったのです。左図(ラベル見本)を参考に、その内容を見ていきましょう。

20110513.jpg

【必要記載事項】
次の事項は清酒のラベルへの表示が義務付けられています。(事項によっては文字サイズまで規定されます。)
Ⅰ.製造者の氏名又は名称
Ⅱ.製造場の所在地
Ⅲ.容器の容量
Ⅳ.清酒(「日本酒」の表示も可)
Ⅴ.アルコール分
Ⅵ.原材料名
 特定名称を表示する清酒については、原材料名の表示の近接する場所に精米歩合を併せて表示します。ただし、麹米と掛け米とで異なる精米歩合の原料米を使用している場合は、精米歩合の低い方または、それぞれを列記します。
 例えば麹米に精米歩合50%の白米を、掛け米に精米歩合60%の白米を使用した場合、精米歩合は60%と表示。(または麹米/50%、掛米60%と列記)平均値での表示は認められていません。
Ⅶ.製造時期
次のいずれかの方法で記載。
製造年月平成23年5月
製造年月23.5
製造年月2011.05
製造年月11.05
 なお、外国産清酒で製造時期が不明なものについては、製造時期に代えて輸入年月を「輸入年月」の文字の後に表示してもよいことになっています。
 また、容器の容量が300㍉㍑以下の場合には、「年月」の文字を省略してもよいことになっています。
Ⅷ.保存又は飲用上の注意事項
 生酒のように製成後一切加熱処理をしないで出荷する清酒には、保存若しくは飲用上の注意事項を記載。
Ⅸ.原産国名
 輸入品の場合に記載。
Ⅹ.外国産清酒を使用したものの表示
 使用割合については、10%の幅をもって記載してもよい。

【任意記載事項】
次に掲げる事項は、それぞれの要件に該当する場合に表示することができます。
ⅰ.原料米の品種名
 表示しようとする原料米の使用割合が50%を超えている場合に、使用割合と併せて、例えば、山田錦100%と表示可。
ⅱ.清酒の産地名
その清酒の全部がその産地で醸造されたものである場合に表示可。産地が異なるものをブレンドした清酒には産地名を表示できません。
ⅲ.貯蔵年数
 1年以上貯蔵した清酒に、1年未満の端数を切り捨てた年数を表示可。
ⅳ.原酒
 製成後、水を加えてアルコール分などを調整しない清酒に表示できます。なお、仕込みごとに若干異なるアルコール分を調整するため、アルコール分1%未満の範囲内で加水調整することは、差し支えないことになっています。
ⅴ.生酒
製成後、一切加熱処理をしない清酒に表示可。
ⅵ.生貯蔵酒
 製成後、加熱処理をしないで貯蔵し、出荷の際に加熱処理した清酒に表示可。
ⅶ.生一本
 ひとつの製造場だけで醸造した純米酒に表示可。
ⅷ.樽酒
 木製の樽で貯蔵し、木香のついた清酒に表示可。なお、販売する時点で、木製の容器に収容されているかは問いません。
ⅸ.「極上」、「優良」、 「高級」等品質が優れている印象を与える用語
 自社に同一の種別又は銘柄の清酒が複数ある場合に、品質が優れているものに表示可。(使用原材料等から客観的に説明できる場合に限ります)。
 なお、これらの用語は、自社の清酒のランク付けとして使用できるもので、他社の清酒と比較するために使用することはできません。
ⅹ.受賞の記述
 国、地方公共団体等公的機関から受賞した場合に、表示可。

【表示禁止事項】
次に掲げる事項は、これを清酒の容器又は包装に表示してはいけません。
▼清酒の製法、品質等が業界において「最高」、「第一」、「代表」等最上級を意味する用語
▼官公庁御用達又はこれに類似する用語
▼特定名称酒以外の清酒について特定名称に類似する用語
 ちなみに、「お酒は二十歳になってから」といった、未成年者の飲酒防止表示もラベルに記載されていますが、こちらは「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」により、その表示が義務付けられているものです。
 デザイン性ばかりが注目されがちなラベルですが、実は厳格なルールに縛られた表示証なのです。ぜひ一度お手元のお酒のラベルをじっくりとご覧ください。今まで気づかなかったお酒の素顔が見えてくるかもしれません。

今年もチャレンジ!自家製梅酒

 発売期間が極めて限定的で、その露出度がそれほど高くないにもかかわらず、意外と反響が大きい商品が「五橋 梅酒用」です。
 アミノ酸(日本酒に多く含まれる)と、クエン酸(梅に多く含まれる)による、「カラダにおいしい」効果を期待して、日本酒ベースの梅酒作りをご提案したものですが、これがなかなか評判がよろしいようでして・・・
 「おいしかったからすぐなくなった。」「いままでのとは全然違う。」といった声をいくつかいただいています。
 連続式蒸留により製造されるホワイトリカーで作った梅酒と比べれば、柔らかな口あたりを第一印象に感じられると思います。ほんわりと広がる、なめらかな甘酸っぱさも人気の秘密なのかもしれません。
 「五橋 梅酒用」でアナタ好みの梅酒作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

■■ 材料と用意するもの ■■
・ 「五橋 梅酒用」1.8㍑
・ 青梅 1㎏
・ 氷砂糖 200g~500g〈お好みに応じて〉
・ 熱湯消毒した保存容器〈瓶はよく洗って、水を切っておく〉

 
①青梅は丁寧に水で洗い、竹串などでヘタをとり除く。
②乾いたふきんで1個ずつ水をふきとる。
③保存容器に青梅と氷砂糖を交互に入れる。
④「五橋 梅酒用」を静かに注ぎ、蓋をして冷暗所で保管する。
⑤時々ビンを揺り動かして、糖分が均等に混ざる様にする。
 

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2~3ヶ月ででき上がるので梅を取り出します。できた梅酒は1年以上おくとまろやかになります。
※「五橋 梅酒用」は梅酒を作る際のベースになる酒類であって、梅酒ではありません。また、梅酒用としてでなく、日本酒としてそのまま飲むこともできます。
ご注意ください!
自家製梅酒を作られる場合、混和前の酒類は、アルコール分20度以上でなければ酒税法違反になります。酒税法を遵守して、貴方だけの梅酒作りにチャレンジしてください。

五橋 梅酒用 
原材料:米、米こうじ、醸造アルコール
アルコール分:20度以上21度未満
容量:1.8L
価格:2205円(税込) 

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