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其の78 ダメ!絶対、飲酒運転~飲んだら乗らない大人のマナー~

 2006年の福岡で起こった飲酒運転による交通事故以来、飲酒運転に関する罰則は厳しくなってきました。その甲斐あってか、2000年に26000件あった飲酒運転による交通事故は、2008年には約6200件にまで少なくなっているようです。
 確かに数字上は減ってはいるのですが、「減っている」だけではダメなのです。目指すのは飲酒運転の根絶。「飲んだら乗らない」という大人のマナーを守るだけで、簡単に実現することではあるのですが・・・

 道路交通法第六十五条では、酒気帯び運転に関して次のように規定してあります(一部省略)。
 第六十五条
(酒気帯び運転等の禁止)
一 何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。
二 何人も、酒気を帯びている者で、前項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがあるものに対し、車両等を提供してはならない。
三 何人も、第一項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、酒類を提供し、又は飲酒をすすめてはならない。
四 何人も、車両の運転者が酒気を帯びていることを知りながら、当該運転者に対し、当該車両を運転して自己を運送することを要求し、又は依頼して、当該運転者が第一項の規定に違反して運転する車両に同乗してはならない。

 飲酒が及ぼす運転への影響には、①中枢機能の麻痺によるブレーキ、ハンドル操作などの機能低下、②理性、自制心の低下による運転の粗雑化、③視野が狭くなるなど、視力(特に動体視力)低下、④集中力の鈍化、⑤平衡感覚麻痺などがあげられます。2008年統計によると、飲酒運転で死亡事故を起こした割合は、酒を飲まずに死亡事故になった割合の約八倍にも達しているのです。飲酒をすると、普通なら避けられるような場合でも、重大な事故につながりやすいのです。飲酒運転はまぎれもなく危険な行為なのです。
 飲酒運転や飲酒運転を隠そうとする悪質な運転者(ひき逃げ)に対する罰則強化のほか、道路交通法では罰則がなかった車両提供や酒類提供、飲酒運転車両への同乗について罰則が設けられたのは2007年のこと。さらに今年6月1日より、飲酒運転などの悪質運転については、左記のとおり年々違反点数が大幅にアップしてきています。

211120b.jpg

 酒気帯び運転は、2002年5月末までは、呼気中アルコール濃度0.25㎎以上で違反点数6点でしたが、2002年6月以降は、0.15㎎以上で違反点数6点、0.25㎎以上で違反点数13点、さらに2009年6月以降は、0.15㎎以上で違反点数13点、0.25㎎以上、違反点数25点。
たった一度の違反で免許取り消しになることも珍しくなくなるようです。
 2007年改正の大きな特徴の一つは、飲酒運転をした本人だけでなく、間接的にかかわった者も処罰の対象にしていることにあると言えるでしょう。

刑事罰(単独正犯)
 飲酒運転は運転者(飲酒運転を下命または容認した運転者の使用者を含む)だけでなく、飲酒運転をする恐れのある者に車両を提供した者、並びに酒類を提供した者、及び飲酒運転の車両に同乗し、または運送を依頼した者も処罰の対象となります。
刑事罰(幇助犯)
 幇助犯には、運転者と知りながら酒を酌み交わしたり、運転するべき者のコップに酒を注いだりするだけで該当します。飲酒運転となる行為を要請・指示すれば、飲酒運転(事故)の主犯と同程度に処罰されることとなります。飲酒運転行為を促した全ての行為が該当するため、他人に飲酒を勧める際は注意が必要だと言えるでしょう。

 また、車両もしくは酒類の提供や同乗等による違反者が運転免許を受けていた場合、違反行為の行政処分として免許の取消(または免許の停止)などの処分がなされることになります。
 そして、交通事故の発生により酒酔いまたは酒気帯び運転の事実が発覚した場合には、より厳しい罰則が待ち受けています。飲酒運転により死亡事故を起こした場合には、違反点数55点が科せられ、道路交通法第八十八条第一項に定める運転免許試験受験の欠格期間が十年となります。
 また、危険運転致死傷罪の適用で逮捕・収監・起訴され、厳罰(最長で20年の有期懲役)に処されることとなるのです。たとえ被害が軽微なものであったとしても逮捕、収監されることになるようです。

 酒気帯び運転は、血中アルコール濃度(又はそれに相当するとされる呼気中アルコール濃度)が、一定量に達しているかという、形式的な基準で判断されるのに対して、酒酔い運転は、アルコール濃度の検知値には関係なく、「アルコールの影響で正常な運転ができないおそれがある状態」がこれに該当します。具体的には、歩かせてふらつくかどうか、言動などから判断・認知能力の低下がないかなどの点で判断されます。
 つまり、「酒酔い運転」は相対的なものですから、アルコール耐性の低い人は、「酒酔い運転」に該当しやすいといえ、「酒気帯び運転」より厳しい罰則により、処罰されやすいと言えるかもしれません。
 飲酒のマナーは酒の席だけの話ではありません。「飲んだら乗らない」これこそが飲酒できる権利を有している大人が守るべきマナーなのです。飲酒運転で検挙されれば免許取消となる可能性があります。飲酒する権利までも取り消されてしまわないよう、飲酒のマナーは守りたいものです。 

参考文献
警察庁HP(http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku200911/3jiko-jyokyo.pdf)
道路交通法一部改正のあらまし
岩国警察署・岩国交通安全協会・岩国地区安全運転管理者協議会 発行


211120a.jpg 平成18年2月、飲酒運転で、とある男性が摘発されました。男性からは呼気1リットル中0.22ミリグラムのアルコールが検出されたのですが、男性はとっさの言い訳として「縦約15センチ、横約4センチの奈良漬を一本食べた」と主張したのだそうです。
 検察側は警察と協力して同じくらいのサイズの奈良漬を食べて実験したところ、呼気からはアルコールが検出されなかったのだそうです。結果、甲府地裁は男性に対して、罰金25万円(求刑罰金30万円)を言い渡したとのことです。飲酒運転の言い訳として、「奈良漬」を悪用することはできません。やはり、「飲んだら乗らない。」これにつきます。
 ※このときの実験ではアルコールは検出されなかったのですが、奈良漬には少量のアルコールが含まれておりますので、アルコール耐性の低い方は車を運転される際には奈良漬とはいえども、口にされないほうが賢明かもしれません。
【参考http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku200911/3jiko-jyokyo.pdf】 


 ~ 複雑味がぬる燗にきく!~ 五橋 純米酒 木桶造り

一般的に、旨味や酸味が多く、味のしっかりしたお酒がお燗に向くお酒だと言われています。俗に言う「燗あがり」するタイプというやつです。
 「五橋 木桶造り純米酒」は山口県オリジナル酒米の西都の雫を原料米(精米歩合70%)に、昔ながらの生もとにより木桶で丁寧に仕込みました。
 その結果、温かみを感じさせる木香の中に、芳醇な米の旨味と、キリッと後口を締める酸味を感じる純米酒に仕上がりました。さらに、木桶の持つチカラなのでしょうか?なんともいえない複雑味が溶け込んでいるのです。まさにお燗に最適の純米酒だと言えるのではないでしょうか。
 「五橋 木桶造り純米酒」の今年の発売日は10月26日でした。この日は旧暦の9月9日(重陽の節句)にあたり、昔からこの日を境に燗酒を楽しむのが正式とされてきました。重陽の節句を過ぎ、燗酒を楽しむのに最適な季節。
 美味しい燗酒を楽しんでいただきたい。そして、美味しい燗酒を楽しんでいただける純米酒ができました。湯煎でゆっくりじっくりとお燗酒をお楽しみください。
 お燗するお酒はもちろん「五橋 木桶造り純米酒」がオススメです。

  冬の風物詩搾りたて

 平成21酒造年度(酒造年度は7月~翌年6月)の仕込みが本格的に始まりました。今期の蔵入りは10月19日。「蔵入り」と聞けば、多くの方はすぐに「新酒はいつできるんだろうか?」と気になるところでしょう。
 それもそのはず、タンクの中で熟成を重ねた清酒の美味しさは言うまでもありませんが、搾りたてのフレッシュな味わいは今この時期にしか味わうことのできない特別な味覚なのですから。
 発売以来、好評をいただいている「初しぼり」は12月3日発売で、ご予約いただいた本数だけ瓶詰する完全予約制の限定商品です。(予約締め切りは11月25日)
 アメリカ向けの出荷量が国内向け出荷量を上回ってしまった「純米あらばしり」は12月20日発売となっております。
 いずれの商品も今年の新米から醸される搾りたての新酒。季節感を演出できる日本酒ならではの楽しみがここにあります。まずは「初しぼり」、そして「純米あらばしり」。今年の新酒の出来をどうぞ、皆様の舌でお確かめください。
 


 (編集 大下)

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