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其の64 西都の雫~山口県が生んだ酒造好適米~

山口県で育成された好適米、穀良都

過去を振り返れば、もちろん山口県にも優秀な酒造好適米がありました。明治中期に山口県の篤農家により育成された米、その品種名を穀良都(こくりょうみやこ)といいます。昭和天皇即位の際には献穀米になったほどの由緒正しい米で、昭和初期に出版された酒造解説書「清酒製造精義」の中では、山田穂(山田錦の一代前)や亀の尾などと同列で優秀な米として評価されていたほどの米です。

しかし、背が高く育てにくい上、収量の低い穀良都は昭和期にその姿を消すことになりました。しかし平成の世にその栽培が一時は再開され、「穀良都」復活かと思われたのですが・・・・・・桿長が1メートルを優に超える「穀良都」は、やはり耐倒伏性に関して難があり、また安定供給が困難であるとの理由から、次第に農家から敬遠されるようになったのです。時代は繰り返す。穀良都は再びその名前を消そうとしているのです。そこで、酒米の栽培農家と酒造家が求める特性を満たす米の開発が始まりました。

山口県オリジナル酒米「西都の雫」誕生

まず山口県のオリジナル性を主張するために「穀良都」を片親にすることが決定。あとは交配種探しですが、短桿で、収量性が高い西海222号(山田錦を片親にもつ)が候補に挙げられ、1997年に人工交配。

2000年に系統選抜を行った結果、倒伏しにくく、品質の高い6系統が選抜されることとなりました。2003年には実践レベルでの試験醸造が行われ(弊社で試験醸造が行われました)、酒造適性の高さが確認されたことに伴い、翌年「西都の雫」の名で品種登録出願がなされました。

「西都の雫」の命名の由来は、「西都の雫」の片親である「穀良都」が山口市で育成されたこと、新品種を生んだ山口県農業試験場の所在地が山口市であることから、山口市にちなんだ名前にしようという前提があり、まず「西都」。(山口市が「西の京」といわれていることから「西の都」→「西都」となった)次に、この「西都」に淡麗で、キレのよい酒のイメージを連想させる言葉である「雫」を加え、「西都の雫」となったのです。

今年、県内の13場がこの「西都の雫」を原料米に清酒を醸造しました。純米酒、純米吟醸酒等、いろいろな選択肢がある中で、弊社では大吟醸を仕込むことを選択いたしました。その理由は、「本物の山口県の地酒を造る」という弊社の信念にあります。県をあげて取り組んだオリジナルの酒米ですから、清酒の中でも最高峰と称される大吟醸を醸したいと。「山口県の米」で造る「山口県の大吟醸」です。

かつて「穀良都」で醸した純米酒は「長州浪漫」と名付けられました。その「穀良都」の子である「西都の雫」が生み出すロマン。弊社が醸した大吟醸はロマンの酒なのです。

1997年人工交配。
2001年蛋白含量が低く、酒造適性の高い1系統を選定。
2002年「山口酒1号」の系統名が付された。
2003年県内2社での試験醸造。(うち1社は酒井酒造)
2004年「西都の雫」品種登録出願。
2006年県内の13場で「西都の雫」を原料米に醸した清酒発売。

【資料提供:山口県農業試験場】

全国新酒鑑評会で金賞受賞!

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平成18年全国新酒鑑評会において、「西都の雫」で醸した大吟醸が金賞を受賞いたしました。過去3年連続で金賞(原料米は山田錦)を受賞しており、実績のない米での出品は、良く言えばチャレンジ。悪く言えば無謀な行為だったのかもしれません。

しかし結果は金賞受賞。「西都の雫」の酒造適性の高さが証明されたとともに、新しいロマンと歴史が生まれた瞬間です。

これぞ本格酒粕取り焼酎

=酒粕取り焼酎錦川 6月1日1000本限定発売=

イタリアで起こったスローフード運動。この「スローフード」という言葉が謳われるようになってから数年が経ちました。メディアでもいまだにこの言葉は使われており、我が国でも定着した感があります。そもそもこのスローフード運動の本質はなんなのか?今さらながらおさらいしてみましょう。

まず、スローフード運動は
①消えていきつつある郷土料理や質の良い食品(酒)を守ること
②質の良い素材を提供してくれる生産者を守ること
③子ども達を含めた消費者全体に味の教育(食育)を進めていくこと。
この3点を提唱しています。

「いつでもどこでも同じ味(質)」というファーストフード的概念に束縛された食品は、没個性化への道をひた走りました。大量消費を目指す大量生産の構造は、機械化により簡単に実現できます。しかし伝統的に受け継がれてきたものは一度途絶えてしまうとその復活は困難です。良いものを守り、良いものを育て、良いものを伝える。これこそがスローフード運動の思想なのです。

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前置きが長くなりましたが、弊社が6月1日に発売する酒粕取り焼酎「錦川」は、伝統的な製法で造った昔ながらの粕取り焼酎です。しかし残念なことに、この伝統的な酒粕取り焼酎を製造する蔵元は多くありません。現代の食生活の大きな変化に伴い、個性を主張する酒粕取り焼酎は少しずつその居場所を失いつつあるのです。弊社では「日本酒の国の焼酎」である酒粕取り焼酎を後世に残すため、その製造を再開したのです。そして、その味は米の力強さを思わせる癖のある野趣、土の香りまでも溶かし込んだような穀物らしい朴訥な個性、奔放な野性味を感じさせるどっしりした存在感を演出するにいたりました。

「日本酒の国の焼酎」が持つ「自己主張」、「個性」、「存在感」はまさに、「これぞ本格焼酎」といった趣が封じ込められています。限定1000本の「酒粕取り焼酎 錦川」をどうぞお試し下さい。

日本酒(アミノ酸)+梅(クエン酸)=カラダにおいしい!?

~「五橋 梅酒用」でほんわり梅酒~

昨年ご提案させていただいた日本酒をベースにした梅酒作り。私達が期待した以上に、そのおいしさへの反響と喜びの声を頂戴いたしました。また、日本酒に含まれる多くの必須アミノ酸類と、梅からたっぷりと抽出されるクエン酸。日本酒で作る梅酒はただおいしいだけでなく、日本酒(アミノ酸)+梅(クエン酸)=カラダにおいしいという方程式まで導き出すのです。

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「梅酒はホワイトリカーで作るもの」と決まっているわけではありません。ただ飲んでおいしいだけでなく、カラダにもおいしい日本酒で作る梅酒をお試しいただき、ほんわり広がる甘酸っぱさ、やわらかな酔い心地をぜひお楽しみいただきたいと思います。貴方好みの「おいしい梅酒」作りにチャレンジしてください。

※「五橋 梅酒用」は梅酒を作る際のベースになる酒類であって、梅酒ではありません。また、梅酒用としてだけでなく、日本酒としてもそのままお楽しみいただけます。

【注意】ご家庭で果実酒等を作られる場合には、以下の点を守らなければ酒税法違反となりますのでご注意ください。
①混和前の酒類は、アルコール分20度以上であること。
②ぶどう、米、麹、とうもろこし、アミノ酸等の使用は不可。
③混和後に新たにアルコール分が1度以上増加する醗酵があってはならない。

このお酒 私のほうが もらいたい

~今年もこれで決まり!父の日用純米吟醸~

6月18日の「父の日」のプレゼントにぴったりの商品をご紹介させていただきます。ありきたりのものじゃなく、贈る本人が「私の方がもらいたい」気持ちになる、そんなとっておきのアイテムです。「父」のロゴをリボンに模した、しゃれっ気たっぷりのパッケージに、心なごむ川柳風コピー入りのラベル。(ラベル下部にオリジナルメッセージ(20文字程度)が入れられます)良い子と良い父が良いお酒を囲む、家族の団欒を演出いたします。

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「お父さんの日」は家族の日。今年の父の日も「私の方がもらいたい」お酒で決まりです。

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