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其の61 日本酒で残暑を乗り切る ~こんなお酒もいいざんしょ~

湯煎燗酒のススメ

夏バテした体に容赦なく襲い掛かる残暑。こんな時にはつい、つめたく冷やしたビールを。といきたいところですが、昔から「暑いときには温かいものを」と昔からよく言われます。確かに江戸時代に書かれた養生訓にも「酒は夏月も温なるべし。冷飲は脾胃を破る。」という記述があります。しかしその続きには「冬月も熱飲すべからず。気を上せ、血液を減らす。」とあり、どうやら冷たくても、熱くても体には負担がかかるようなのです。結論を言えば、体温と同じ程度の温度が胃に優しいということのようです。

温かい日本酒といえば燗酒。最近この燗酒が注目を集めているようなのです。東京でも「燗酒試飲」のイベントが開催され、料飲店では湯煎用の燗付け器(ちろりや燗胴壺)の導入が盛んだといわれています。

もっとも、この現象は、冒頭に書いた「胃に優しくて」といったことが主原因ではなく、燗酒のおいしさが認識されてきたからだと考えられますが、おいしくて健康に資するのであれば、一石二鳥。燗酒を試さない手はありません。

昔から、重陽の節句から翌年3月3日の桃の節句までが燗酒の時期だといわれていますが、体に優しい飲み方なのであれば、特に時期こだわる必要はないのかもしれません。江戸中期以後は時期にかかわらず、1年中燗酒が楽しまれるようになったとされているようですし。

燗の温度のその表現方法
55度以上飛び切り燗
50度付近熱燗
45度付近上燗
40度付近ぬる燗
35度付近人肌燗
30度付近日向燗

江戸期に1合あるいは2合徳利が普及し始め、湯煎による燗が一般化したといわれています。それ以前は鉄鍋に酒を入れて、直火で暖める直鍋方式でした。この方法では温度加減が難しく、好みの燗をつけるには湯煎の方が容易のようです。

一般に日本酒は温度を高くするほど舌触りが滑らかになり、甘味、酸味、苦味などのバランスがよくなって、旨味が増すとされています。ただし燗に向くのは、もともと旨味や酸味の強い濃醇タイプの酒です。旨味成分の少ない淡麗タイプの酒は燗をすると逆効果になることもあるようで、ただ温めれば良いということでもないようです。燗酒の世界もなかなか奥が深いのであります。

燗をつけることでよりおいしく感じられるようになる酒を「燗上がりする酒」などと表現します。江戸時代から続くスローな燗の方法、湯煎燗酒で、今年は「お燗に向くお酒」を探してみられるのはいかがでしょうか?

日本酒をつめたく食べる(?)

ぬる燗が体に負担をかけないと言われてみても、暑い時期に冷たいものを欲するのが人の性というものです。つめたく冷した冷酒、氷を浮かべたロック等日本酒を冷たく楽しむ方法はさまざまですが、一味違ったつめたい日本酒の楽しみ方をご紹介いたします。

弊社の低アルコール純米酒「花ならつぼみ」を使った「つぼみシャーベット」と「つぼみゼリー」はいかがでしょうか?つぼみシャーベットの作り方は適当な容器に「つぼみ」を入れて冷凍庫で凍らせるだけと簡単です。(瓶のまま凍らせないで下さい。破損する恐れがあります)

低アルコール純米酒 花ならつぼみ

つぼみゼリーの作り方も簡単。適当な容器に「つぼみ」を入れて市販のゼラチンで固めるだけです。(分量等はゼラチンの使用方法に従ってお作りください。)フルーツなどを盛り付けてもおいしくいただけます。  作り方は簡単で、「花ならつぼみ」のおいしさそのまま。いつもお楽しみいただいている「つぼみ」のおいしさ再発見。食卓に新たな花が咲くことでしょう。ぜひ一度お試し下さい。

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原材料:米、米こうじ
原料米:日本晴(精米歩合70%)
アルコール分:4度以上7度未満
容量:720ml詰
価格:1,575円【税込】(化粧箱は別売りです)

※シャーベット、ゼリーとデザート風に仕上げておりますが、アルコール分を含みます。未成年者の飲酒は法律で禁じられておりますのでご注意下さい。

五橋 純米酒 復刻版 9月7日発売開始 

時は明治4年(1871年)、錦川の軟水に恵まれた地に酒井酒造は生まれました。その創業当時の味を再現しようと、文献に基づき(設備や原料米については、当時のものというわけにはいきませんので、仕込み配合や精米歩合、?(酒母)の製法等についての再現です)仕込みを行ったのは今春のことでした。

当時の酒母の製法は「生もと造り」。丹念に大切に育てられる酒母が生み出す酒質は、力強さと穏やかな風味を兼ね揃えた味わいだったろうと考えられます。 今回醸し出された酒質もやはり、生?造り特有のキリッと引き締まる力強い酸味、85%精米の米の旨味いっぱい、濃醇で穏やかな味わいに仕上がりました。 創業当時、弊社が醸していた酒もこのような味わいの酒であったのでしょうか。今よみがえる、素朴でありながらも豊かな味わいの純米酒。「五橋 復刻版」をお楽しみ下さい。

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五橋 純米酒 復刻版
原材料:米・米こうじ
原料米:山田錦(精米歩合85%)
容量及び価格:720ml:2,310円【税込】

純米吟醸「錦上花」9月20日発売

「錦上花(錦の上に花を添える)」とは、「良いものをより飾る」との意味ですが、県内でも有数の米所として知られるトラタン村(柳井市伊陸)での契約栽培の山田錦を原料米に使用し、その厳選された山田錦を55%まで磨き上げ、五橋伝統の技術で丹念に仕上げたのがこの純米吟醸「錦上花」です。

「錦上花」の名に恥じぬその酒質は、控えめで上品な吟醸香と、抵抗なく飲み進めることのできる軽快でなめからな口当たり、優しくふくよかな味わいが特徴です。一般的に冷酒で楽しむことが多いといわれる吟醸酒の中で、ぬる燗での飲用をおすすめできるのは、「錦上花」のその酒質によるものです。

ラベルにはあの小林東五先生(※1)の書を用い、その存在感と高貴な雰囲気は飲む前から皆様を魅了することでしょう。

こだわりの純米吟醸「錦上花」は9月20日発売開始です。

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純米吟醸「錦上花」
原材料:米・米こうじ
原料米:山田錦
精米歩合:55%
容量及び価格
1800ml:3,150円【税込】
720ml:1,575円【税込】

小林東五(1935~)京都生まれ。 父である雲道人(うんどうにん)・小林全鼎(ぜんてい)先生に、詩・書・篆刻等の手ほどきを受けた日本を代表する文人で、全国に多くの支持者を持つ。1981年対馬に對州窯を復興し、主に茶陶を中心に制作活動を行っている。

生もと純米酒 10月11日発売開始

今年の10月11日は旧暦の9月9日にあたります。そう、1年の中で燗酒を始める時期とされた重陽の節句です。山口県で唯一、生?酒母で純米酒を醸す弊社が自信を持っておすすめする生もと純米酒の発売日をこの日に決定したのも、この商品を燗酒で楽しんでいただきたいからにほかなりません。

原料米には全量山田錦を使用(精米歩合:60%)し、生もとらしさを主張するどっしりした酒質に仕上がっています。燗酒にもっとも向くといわれる生もとの純米酒。燗酒で発揮されるその真価を皆様の舌でお確かめ下さい。

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右の写真は「もとすり」の作業風景
(五橋 きもと純米酒につきましては、容量、価格等未定です。)

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