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蔵元だより

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其の51 五橋のこだわり

五橋のこだわり

弊社がこだわっているのは「山口県の地酒」であること。信念は「当たり前のことを当たり前にやる」ことです。「地酒」とは地の米、地の水、地の人で醸した地元に根ざした酒のことをいいます。ただ地方や地元で造っただけという簡単なものでありません。山口県の米、水、人が醸す酒。これこそが「山口県の地酒」を名乗ることができると考えています。その「山口県の地酒」を「当たり前」に造っていきたい。ただそれだけのこと。これが弊社のこだわりです。

米へのこだわり

日本酒の主原料は米です。言うまでもないことですが、良い酒をつくるには良い米が必要です。そして、良い米を作るには良い田が必要です。「酒米買うなら土地を買え」という言葉があるほどですから。酒米の適地で最適の品種を品質本位の栽培方法で育てれば、良質の米が得られることでしょう。まず初めに米ありき、田ありきなのです。そしてそこには良心的な農家が必要です。弊社が柳井市伊陸(トラタン村)の真面目な農家との契約栽培を行うようになったのは必然でした。「酒造りはまず米作りから」実際に私たちも適宜、現地を訪れて稲の生育状況を確認し、時には田植えを、時には稲刈りを手伝い、「酒造りは米作りから」を実践しています。これも主原料である米には特にこだわりがあるからこその行動なのです。

水へのこだわり

日本酒の約80%は水です。昔から「銘酒は良い水から生まれる」と言われるように、水は米と共にきわめて重要な主原料です。もちろん酒質にも大きな影響を及ぼします。わざわざ遠方にまでタンクローリーで水を汲みに行く蔵元もあるようですから、たかが水と馬鹿にはできません。一般的には硬水で酒を仕込むと、すっきりした力強い辛口の酒に仕上がり、軟水では口当たり良く、柔らかくふっくらした優雅な酒ができると言われています。弊社では清澄で豊富な水量の山口県最大の清流「錦川」の伏流水を仕込み水に使用しております。その水は軟水で、硬度は1.6前後。きめ細やかで柔らかな口当たりを特徴とする弊社の酒質は錦川の恵みなのです。

人へのこだわり

酒は「蔵人」と呼ばれる人達の手によって醸されます。その中で、酒造技術に長けた蔵人の長を杜氏といいます。良質の米、清澄な水、匠の技。それらが三位一体となった時、良質の酒が生まれます。その「匠の技」を操るのが杜氏なのです。弊社の杜氏は「大津流杜氏」もちろん山口県出身です。酒が気候風土の産物であれば、その地にふさわしい酒質というものがあるはずです。その地の郷土料理の味付け、その地の人の嗜好など。地元で楽しまれる酒はやはり地元出身の職人が醸さなければ良いものにはならないと考えております。「和醸良酒」という言葉があります。「和」が良い酒を醸すという意味です。穏やかな山口県の気候風土で育った蔵人たちの「和」が醸す酒は、山口県の地酒にふさわしいものだと考えています。

そしてスローフードへ

ここ最近耳にすることが多くなったスローフードという言葉。それに呼応するかのように「地産地消」の言葉も盛んに謳われるようになりました。フードが風土に通ずると考えれば、その地の風土に合った食べ物を消費することがスローフードにつながる。こう考えることはこじつけでしょうか。しかしスローフードの提唱する3つの柱が①そのままでは消えてしまいそうな郷土料理や質の良い酒を守る。②良質の農産物を提供してくれる生産者を守る。③子どもを含めた消費者全体に食の教育(食育)を行う、ということを知れば、あながちこじつけとも言えないと思います。

現在の日本酒にはファーストフード的な大量生産型の日本酒があり、他方で原材料や品質にこだわったスローフード的な「地酒」と称される日本酒があります。酒は気候風土の産物ですから、弊社では地酒であることにこだわり、地元の良質な米、地元の清澄な水、地元の人で地元に根ざした酒を造り続けてきました。これからも「山口県の地酒」であることにこだわり続けてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

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あとがき(編集後記?)
 今さらながら弊社のこだわりをテーマにしました。今回の蔵元だよりは原点に帰るという意味から、過去の原稿やら、いままでに書いた原稿やらを読み直して、それらをまとめる形にしてみました。が、久しぶりの原稿書きで文章は支離滅裂・・・(今までどおり?)。ところで以前蔵元だよりに関するアンケートで、掲載へのご要望が一番多かったテーマがお酒と料理(肴)でした。二番目に多かったのが酒に関する短歌や俳句。ご自慢のレシピや短歌、俳句をどんどんお寄せください。よろしくお願いいたします。

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