1. TOP
  2. 蔵元だより

蔵元だより

蔵元だより

其の42 スローフード その3

日本酒の原材料

まずはこちらをご覧下さい。化学調味料の類が所狭しと記載されているインスタント食品の原材料の一部です。私たちが食べているのはいったい何なのでしょうか?いつの頃からか合理化、効率化、大量生産化の名のもとに食品の工業製品化が行われるようになりました。食という文化に工業という文明が入り込んだこと、これがファーストフード化の始まりであることは言うまでもありません。そしてこの表示証こそが食品の履歴書なのです。

ところで日本酒の原材料表示はどうなっているのでしょうか。日本酒の製造に使用できる物品は酒税法上で定められており、次の通りとなっています。「米、米麹、アルコール、しょうちゅう、ぶどう糖、水あめ、有機酸、アミノ酸塩または清酒」(酒税法施行令第二条および国税庁通達承認基準参照)

純米酒の原材料は米、米麹。本醸造及び普通酒は米、米麹及び醸造アルコール。三倍増醸酒はさらに糖類や酸味料が加えられます。保存料に関しては防腐剤として使用されていたサリチル酸が食品添加物から削除された(昭和48年)ため、以後約30年もの間、清酒には保存料は一切使用されておりません。

日本酒の起源を米、米麹、水で仕込むとした延喜式に求めるとするならば、純米酒こそが本当の日本酒といえるでしょう。しかしアルコール添加(昭和17年に法制化)には口当たりを軽くしたり、酒の香りを引き出すなどの使用目的があります。三倍増醸については時代が求めて法制化(昭和24年)された背景があり、現行の酒税法では全て同列で日本酒となっています。

いずれにしても原材料表示において消費者に誤解を生じさせないこと。そして原材料の表示に偽りなく商品を生産、提供すること。こんなことはいまさら語るべきレベルの話ではありませんが、消費(売上)至上主義のファーストフード的思考が表示偽装という事件を引き起こしています。こんな時こそ品質本意のスローフード的思考の出番です。「よいものを守り、よいものを育て、よいものを伝える」スローフードはよりよい未来を約束します。

酒類の原材料表示

歴史の中において「醗酵」という形でアルコールが生まれ、酒の文化が生まれました。やがて工業化という文明化の流れを受け、さまざまな種類の酒類が生まれました。次に皆様になじみが深いと思われる酒類とそれらの原材料(表示)をご紹介いたします。   ビール・・・・・・・麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ   発泡酒・・・・・・麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類   焼酎(乙類)・・・おおむぎ、おおむぎこうじ   焼酎(甲類)・・・表示なし   ワイン・・・・・・・表示なし<添加物として酸化防止剤(亜硫酸塩)>  意外なのが必ずしも原材料名が表示されていないという事実です。「ワインの原料はブドウ」という不文律があるから記載しないということなのでしょうか。しかし原料が米であることが常識の日本酒は表示がされています。そして焼酎<甲類>の無表示。最近は原料表示に関して消費者の方が敏感になっていますから、主原料くらいは明記して、いったい何を口にしているのか、知らせることも生産者の義務なのかもしれません。

錦帯橋架け替え 続報

平成13年度の錦帯橋架け替え(第3橋)事業は欄干部分の取り付け作業で、ほぼ最終段階を終えました。(2月16日現在)残すは橋板継ぎ目のシーリング作業と足場の撤去作業のみとなっております。匠の架け替え作業を見た後は実際に新しい橋を歩いてみてください。錦帯橋においでませ。

第2回 酒肴三昧開催決定!!

第2回酒肴三昧を平成14年4月20日(土)、岩国国際観光ホテルにて開催することが決定いたしました。今年も落語、そば、日本酒と日本文化を心ゆくまでお楽しみください。

バックナンバー

五橋 -GOKYO-

五橋とは

五橋製造工程

トラタン村

樽OK

五橋ブログ

蔵元見学

イベント情報

メディア掲載歴

蔵元だより