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其の35 山口県の酒 その1

150万県民を有する山口県は、本州の西端に位置し、関門海峡をはさんで九州と向かい合います。北は日本海、南は瀬戸内海、西は響灘と三方を海に囲まれ、内陸部には中国山地を構える、自然の恵みを多く残す県です。特産品といえばふぐ、夏みかん、萩焼きなど海の幸、山の幸、文化的芸術品等多様です。また時に冗談で総理大臣が特産品といわれるほど、多くの総理大臣を輩出したことでも知られています。

そんな山口県で醸される地酒は、昔から濃厚で甘口タイプの酒が多かったようですが、最近では全国的な傾向にならって淡麗で軽快なタイプのものも増えてきているようです。しかし、酒は気候風土が育む産物です。長い年月をかけてその地になじんだ味には、やはりその地の特徴があります。酒質の同軸グラフ(左から山口県長門地方(県西部)、周防地方(県東部)、新潟県(参考)、利酒師必携より抜粋)をご覧下さい。タイプ分類としては山口県のものはコクのある醇酒タイプ。新潟が軽快な爽酒タイプとなっています。大体イメージどおりの分類ではないでしょうか。

次にグラフの中身です。一見して分かるのは周防地方の味わいグラフの面積の大きさ。多様の味が溶け込んだ幅広い味の酒ということでしょうか。香りの方は「穏やか」「ふくよかな」といったものの数値が高く、どっしりした味わいのある酒だということを想像させます。醇酒タイプの特徴は飲用温度が広く、燗に適するということ。燗によって旨みがひきだされる、そういう酒です。

一方、新潟県のものは全体的にグラフの面積が小さく、味わいなめらかな淡麗タイプだということが見てとれます。そして、甘味が低い。淡麗辛口の典型ともいえるグラフです。軽快な爽酒タイプはしっかりと冷やしてその特性が生きるとされます。新潟の酒イコール冷酒、これもまたイメージどおりです。

グラフによって大まかな傾向はつかむことはできます。しかし本当の味は口にしてみないとやっぱり分かりません。「新潟の酒」もいいですが、維新の志士や歴代の総理大臣が愛飲してきた山口県の酒もぜひ、お楽しみください。

山口きらら博開催 ~のんたプラザに五橋出展~

「いのち燦(きら)めく未来へ」をテーマに先月14日、山口きらら博(21世紀未来博覧会)が開催されました。山口県阿知須町きらら浜の約38haという広大な会場に37のパビリオンを設置、7月14日~9月30日の79日間、元気あふれる博覧会です。

ところで、山口県の誕生日は1871年7月14日だそうです。そう、開催日と同じ日です。ここだけ見ると130周年を祝うための博覧会かと考えられそうですが、そういう意図はなかったということだそうです。皆様もご存知の通り山口県は日本の歴史の中で大きな変革をもたらした県です。維新の遺伝子が新世紀に覚醒し、新しい力を生み出した、それがきらら博なんだと。7月14日が開催日になったのは運命的な偶然にすぎないのだと。コンセプトキーワードに「元気」を掲げる山口きらら博。確かになにか秘められたパワーがありそうです。

このきらら博に弊社も参加します。8月27日~31日までの5日間、山口県酒造組合連合会の一員として「のんたプラザ」という物産コーナーでの試飲即売会です。暑い夏にぴったりのキリッと冷やして楽しめるお酒と一緒にお待ちしています。  皆様ぜひきらら博においでませ。

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