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其の33 酒と結婚

西洋では「6月の花嫁は幸せになれる」といわれています。その影響からかわが国でもジューンブライドといえば、若い女性の憧れの言葉になっているようです。ところで結婚には酒がつきものです。結婚に関わりのあるお酒のお話を少しご紹介いたしましょう。

結婚式といえば真っ先に思い浮かぶのは三々九度ではないでしょうか。この儀式は室町時代にその基礎ができたとされ、本来は慶事のときは大体行われていたようです。ではなぜ三々九度といわれるのでしょうか。これは三々九度の儀式が、上から天、地、人の順に重ねられた盃を    一盃(天) 新郎→新婦→新郎    二盃(地) 新婦→新郎→新婦    三盃(人) 新郎→新婦→新郎 の順に三つの盃で各三献(三巡)ずつ口にするので三々九度というのだそうです。また盃に酒を注ぐ際には、朱塗りの銚子をそっとあて、二回注ぐ形をして三回目に本当に注ぐ。飲む際には三口で飲み干しますが、一口、二口目には口をつけるだけで三口目にいただく、というのが通例のようです。

3や9の数字は昔からめでたい陽数とされ、めでたさが重なることも意味しています。いつからか契りの酒として結婚式の場に受け継がれるようになったのです。 角樽も慶事には忘れてはならないアイテムの一つです。角樽は黒または朱塗りで主に祝儀用に用いられます。室町時代から使用され始めたといわれ、長い柄が動物の角に似ているため、この名がついたのだそうです。古くは柄も胴も短かったようですが、どちらも次第に長くなり今の型に落ち着いたようです。 婚礼用では朱塗りが嫁取り、黒塗りが婿入りに使用され、一升入りは「一生連れ添う」のゴロ合わせで縁起がかつがれました。  酒の語源が「栄える」「(邪気を)避ける」からきていることを考えれば酒は慶事にはぴったりの縁起の良い飲み物だといえるでしょう。これがビールだったりすると、せっかくの幸せも泡と消えてしまいそうですものね。

今年もやります夏造り

いまやすっかり夏の風物詩となった五橋夏造り生酒。今年は例年より少し早めに仕込みが行われました。

この夏造りは本醸造ながら原料米には全量山田錦を使用。ちょっと贅沢な造りになっています。贅沢といえば、真夏に搾りたての生酒を楽しめるというのも、この上ない贅沢です。真夏に生酒を仕込むというのは全国的にも珍しく、真夏の搾りたてというのはあまり例がありません。やはり夏に搾りたてを飲むというのは贅沢な行為のようです。不景気といわれるこんな時代だからこそちょっとした贅沢を味わってみませんか。  五橋夏造り生酒は、夏に仕込み、夏に搾り、夏に飲む。飛び切りの新鮮さを詰め込んだ真夏の搾りたてです。今年もやっぱり夏造り。涼味あふれる夏の生をお楽しみください。

ビールを注ぎ足す娘は嫁にいけない

突然ですが、ビールの泡には重要な役割があります。コップから炭酸ガスが逃げ出すのを防ぐのと同時に、ビールが外の空気に触れて酸化しないようにする。それが泡の役割です。しかしビールを注ぎ足すと泡は破られ、炭酸ガスは逃げ、ビールが酸化し味が悪くなります。

ビールの本場ドイツには「ビールを注ぎ足す娘は嫁にいけない」という諺があるそうです。ジューンブライドという言葉にあこがれる女性も多い中、暑い夏にヒヤッとする話です。

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