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其の31 発泡清酒と発泡酒

最近よく聞くお酒の酒類に発泡酒というのがあります。数年前にビールメーカーが発売を開始して、あっという間に市民権を獲得したビール風アルコール飲料のことです。見た目も味もビールによく似た発泡酒とはいったいどんなお酒なのでしょうか。

酒税法上では発泡酒は「麦芽を原料の一部とした酒類で発泡性を有する雑酒」と規定されています。ビールが「麦芽、ホップ及び水(及び米その他政令で定める物品)を原料として醗酵させたもの」ですから、発泡酒とビールは全く違う酒だということが分かります。

味の評価は嗜好の問題ですからなかなか難しいですが、一般的には麦芽100%ビールには「コクと飲みごたえのある豊かな味わい」があり、発泡酒には「キリッとひきしまった飲みやすさ」があるようです。ただ発泡酒は「特有の臭いと雑味、水っぽさが課題」といわれており、味わいではビールの方に軍配が上がるかもしれません。  ビール                 77.70円  発泡酒(麦芽比率50%以上)   77.70円  発泡酒(麦芽比率25%~50%) 53.20円  発泡酒(麦芽比率25%未満)   36.75円                (350ml缶)

しかし、不景気といわれる昨今にあって、発泡酒は驚異的な伸びを示しています。逆にビールはここ4年連続して減少しています。発泡酒が低価格であることが理由の一つでしょう。低価格の秘密はその酒税額にあります。

350ml詰の缶ビールにかかる酒税が約78円であるのに対して、麦芽比率25%未満の発泡酒(市場に出回っている発泡酒はほとんどがこのタイプ)にかかる酒税は約37円と半分ほどになっています。  昨年発泡酒の酒税引き上げが話題になりました。これが施行されビールとの価格差が縮まったとき、発泡酒だけにこの快進撃が泡のようにはじけなければ良いのですが。

発泡清酒と発泡酒

ビールメーカーが造っている発泡酒の紹介がしたかったわけではありません。ここから本題に入ります。最近日本酒業界で特に注目を集めている商品があります。発泡清酒です。その名の通り発泡性を有する日本酒で、ご存知ない方には「泡の出る日本酒?」と首をかしげられてしまいそうですが、発泡酒より話題性の高い画期的な商品ではないでしょうか。

発泡清酒が市場に出回りだしたのはここ数年のことです。はっきりした数字は把握できていませんが、全国では10~20場位が発泡清酒を商品化しているものと思われます。発泡清酒とはどんなお酒なのでしょう。各メーカーでその味わいは異なるでしょうから、弊社の発泡清酒のイメージを例に、簡単にご紹介いたしましょう。

弊社の発泡酒は純米酒に分類されます。純米酒といえばぬる燗で刺身をつまんで、というイメージですが発泡清酒はそれを許しません。爽快な口当たりが持ち味ですから、乾杯やちょっとしたパーティーなどスマートなシチュエーションを好みます。アルコール度数も3度以上8度未満(仕込みごとに異なります)という低アルコールで、お酒に強くない方にもお楽しみいただけます。甘酸っぱい味覚に炭酸ガスの優しい刺激、説明なしで口に含めばスパークリングワインかと勘違いしてしまうような日本酒離れした味の日本酒。

発泡酒がビール風アルコール飲料に仕上がっているのに対して、発泡清酒は純然たる日本酒でありながら、全く新しいスタイルに仕上がっています。発泡酒という言葉が広く認知されてしまったために、発泡清酒と発泡酒が混同されがちですが、酒そのものは全くの別物です。まだ発泡酒ほど認知されていない発泡清酒ですが、これからの動きには目が離せません。

発泡純米酒 SHUAWA発売開始

お米からこんなお酒ができました。瓶内でアルコール発酵させることによって、自然の炭酸ガスを封じ込めた発泡性の純米酒です。泡が出るお酒だからついた名前が「SHUAWA(酒泡)」。冗談のような本当の話です。 日本酒であって日本酒でない、全く新しい味の和製シャンパン、発泡純米酒。グラスにお酒を注いだとき、無数に広がる泡・泡・泡。シュワッと爽快、泡がはじけて心もはずむ。ほのかな甘味、さわやかな酸味、優しい泡が調和した軽やかで涼味あふれる味覚をお楽しみください。

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