1. TOP
  2. 蔵元だより

蔵元だより

蔵元だより

其の25 酒言葉いろいろ

酉(とりへん)の漢字いろいろ

「酉」の字はもともと酒壷を表した象形文字です。古い時代には酉の字だけで酒を意味していましたが、いつしか液体を表すサンズイがついて「酒」と記すようになったようです。十二支の十番目が酉(とり)であるために、酉は「とりへん」と呼ばれますが、飛ぶ鳥とは何の関係もありません。やはりその多くが酒に関係する意味を持つようです。

手元の漢和辞典(旺文社)で調べてみると酉を使う字は48文字もあります。酔、醸、醗酵などが酒に関係しているというのは一目瞭然です。しかし酪、配、酬など一見酒に関係なさそうな字までもが実は酒に由来しているというのはちょっとおもしろい話です。酉の漢字をいくつか見てみましょう。 意外な意味を持つ漢字や、なるほどとうなずいてしまう漢字もあるかもしれません。今宵は漢字の世界に酔ってしまいそうです。

例えば「酪」という字があります。酪農という言葉があるために、つい牛や牧場をイメージしてしまいそうですが、本来の意味はやはり酒と関係があるようです。「酪」には牛や羊の乳を醗酵させて造った飲料、乳酒という意味があります。また「配」には酒を配りすすめる女性(妃)、「酬」には主人が客に酒をすすめるといった意味があるようです。さらに医者の医の字は古くは「醫」と書きましたが、この字にも酉が含まれています。酒は百薬の長とはよく言ったもので、醫は薬酒をその本意としているようです。 醍醐味なんて言葉もありますが、「醍」とは味の濃いお酒、「醐」は特に味が良い乳酒を意味します。では醍醐味とは?最上の味わいのお酒を意味します。

見れば見るほどおもしろい漢字の世界。酉を含む漢字で一見酒とは関係なさそうなものは外にも酷、醒、醜、醤など。これらの本意にも酒が関連しているとなれば、ますます興味が湧いてきます。おもしろい漢字の話も酣(たけなわ)ですが、ここでちょっと一休み。天の美(すばらしいものの意)と称されるお酒で気分転換でもいたしましょう。これこそ秋の夜長の醍醐味ですものね。

酒にまつわる言葉いろいろ

酒がこの世に誕生してから、酒は人々の生活の中に深く関わってきました。古くから人々に愛された酒だからこそ、酒にまつわる言葉がたくさん生まれました。いくつか御紹介いたします。 *左利き酒好きの人。大工がノミを左手で持つことから「飲み」にかけた言葉。ただし酒嫌いの人を右利きとは言いません。 *トラ酔っ払い。古くは時刻を子、丑、寅など十二支で表していました。寅の刻といえば今でいう午前4時~6時ごろ。つまりこの頃まで酒を飲む人のことを寅とよび、やがて酔っぱらいのことを指すようになった。 *泥酔前後の見境なく酔うこと。杜甫の「酔如泥」の言葉からきている。泥は土のことではなく、南方の海に住む虫のこと。この虫は陸にあがると苦しんでのたうちまわる。この姿が酔いに苦しむ姿に似ているから「泥の如く」と表現された。  「左利き」でも「トラ」でも結構ですが、苦しい時にわけのわからない虫にたとえられ、同情さえしてもらえない「泥酔」するまで飲むのはやめた方がよさそうです。

山口生まれの山口の酒 長州浪漫

「浪漫」とは夢や冒険心をかきたてるもの。その名の通り皆様の夢と冒険心をかきたてる酒が山口県にあります。幻の酒米「穀良都(こくりょうみやこ)」から醸される特別純米酒「長州浪漫」です。

知る人ぞ知る幻の米「穀良都」は、明治中期に山口県で誕生しました。昭和天皇即位の際には献穀米になったほどの米で、また昭和初期に出版された酒造解説書「清酒製造精義」では優秀な酒造好適米として評価されています。しかし背が高く育てにくい上、収量も少ない穀良都は時の流れと共にその姿を消しました。やがてその米は平成の世に酒米として長い眠りから醒めます。そう「長州浪漫」として生まれ変わるために。  たんぱく質(雑味の原因)が少ない穀良都から醸される長州浪漫は、キレの良いきれいな酒質を特徴とし、平成10年秋に山口県のオリジナル純米酒として発表されて以来、非常に高い評価をいただいております。数量限定生産のため、手にしたくてもなかなか手に入らない幻の酒。幻の米から醸される幻の酒「長州浪漫」は10月1日発売です。    長州浪漫   1800ml/2900円(税別)              720ml/1450円(税別)

バックナンバー

五橋 -GOKYO-

五橋とは

五橋製造工程

トラタン村

樽OK

五橋ブログ

蔵元見学

イベント情報

メディア掲載歴

蔵元だより