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其の16 酒と健康 その2

酒は百薬の長

「酒は百薬の長」という言葉はあまりにも有名です。長寿者の多くが毎日適度のお酒を嗜んでいるというデータや、飲酒と死亡率の関係からも百薬の長といわれる所似がうかがえます。それでは飲酒がもたらす健康へのプラス作用を簡単に見てみましょう。  病は気からという言葉があるように、ストレスを体にためることで思わぬ病気を誘発することもあるでしょう。ここで飲酒がストレス解消に役立ち、病気の発生を予防するといわれています。血行が良くなることにより胃液の分泌が盛んになって食欲が増し、消化機能も高めます。これと同時に、15度程度のアルコールが胃に入るとラジカルという雑菌を殺す働きも強くなり、良いことづくめです。そして、酒の効用として最も大きなものは動脈硬化の予防でしょう。動脈硬化は総コレステロールが高くなると促進されます。総コレステロールにはいわゆる善玉コレステロールと悪玉コレステロールの2種類あります。適量の飲酒で血管内をきれいにする善玉が増え、動脈硬化になりにくくなるようです。

また、血液を固まりにくくするウロキナーゼを増やし、逆に固まりやすくするウロポキサンチンA2を減らすため、血液がさらさらになり、末梢循環が良くなります。血管の若さを保つことが長寿の秘訣とも言われます。毎晩の晩酌を欠かさないといわれる人は、知らず知らずに、ストレスを解消し、食欲を増進させ、動脈硬化を予防するといった効果を享受しているのです。飲酒は世の中で最も簡単で最も楽しい健康法かもしれません。

酒はきちがい水

酒は上手につき合えば紛れもない百薬の長となりますが、一歩間違うと百毒の長(兼好法師)になります。一度や二度の酒の失敗は笑い話ですみますが、度が過ぎればアルコール依存症という状態に陥る危険もあります。文字通り酒に呑まれるといったところでしょうか。

「晩酌は欠かさない」「三度の飯より酒が好き」と言っているくらいであれば正常範囲です。しかし、酒を飲んで仕事を休む、酔って暴力をふるう、酒を買うために罪を犯すなど「職業的、文化的、社会的規範逸脱行為」が表れるようになると依存症が疑われます。ストレスの多い社会の中で生活する私たちは、その解消法を何らかに求めます。スポーツであったり、趣味であったり。酒という方法も当然ありますが、それはそれで問題はありません。ただ、アルコールの薬効に頼ることが日常的になると依存症の第一歩です。

アルコール依存症になりやすいタイプはもともと酒好きで、心理的不安が多く、神経質で、意志の弱い人のようです。また、アメリカのデータによれば、依存症は遺伝しやすいそうで、アルコール依存症患者の両親とその兄弟が依存症である確率は、一般人口における確率の2.5倍と報告されています。「酒は飲んでも呑まれるな」良く言われる格言ですが、この言葉通りおいしいお酒を長く楽しく飲み続けたいものです。

ゲーム感覚で依存症の診断を

正月早々固い話は敬遠されそうですから、ゲーム感覚でアルコール依存症のチェックをどうぞ。

   **久里浜式自己診断テスト** 最近6ヶ月間の行動をチェックして下さい。このテストで合計2.0以上になれば要注意とされます。この外にも過剰な飲酒が10年以上続いている人、肝機能が低下している人、常識的規範から逸脱した行為が見られる人なども危険信号だとされます。酒は百薬の長であると同時にきちがい水ともいわれます。一年の計は元旦にあり。今一度、酒の素晴らしさと酒の怖さを考えてみたいものです。結局固い話になってしまいましたが、皆様、今年も良い酒を楽しんで下さい。

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