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其の13 神無月と秋渇き

神無月は酒の月?

10月1日が日本酒の日だということは以前ご紹介いたしました。これは「酒」の字の元になる「酉」が、十二支でいうところの10番目にあたることから、昭和53年に日本酒業界で決められたものです。しかし10月という月は、どうも昔から酒の月だという認識があったようなのです。

陰暦では10月を神無月と称しました。これは日本全国の神々が、その年の男女縁結びの相談をするために10月に出雲大社に集まり、神様が各地を留守にする。その地に神が無いので神無月(ただし、出雲だけは神在月)だということのようです。そしてこの説が一般的です。

しかし、最近では10月から新酒を醸成(かもな)す。つまり10月は醸成月(かもなしつき)。これが転声して「神無月」と発音されるようになったのではないか、との説もあるようです。「神無月」の表記は神話に基づく語呂合わせなのかもしれません。

神無月でも醸成月でもどちらでもいいことですが、「10月は酒の月」だといえるようになるためにも、醸成月が通説になることを八百万の神々にお祈りしたい気分です。

秋渇きと秋あがり

俳句の世界に「秋渇き(秋渇き)」という季語があります。これは、夏の暑さに疲れがたまり夏バテした人たちが、秋の涼気に食欲をそそられ、何でもおいしく食べられるようになる。食に渇く。という意味のようです。渇いたのは食だけですか?いよいよ愛酒家が顔をほころばせる季節になったのです。

日本酒の世界で秋といえば「秋あがり」の酒。冬に仕込んだ日本酒は、春から秋にかけてタンクの中で熟成(調熟)を待っています。秋になり調熟が完了して一段とおいしくなった酒を秋あがりした酒といいます。

秋渇きの頃に秋あがりの酒ができ、涼しくなって日本酒が恋しくなる。良くできたものです。これも自然の恵みなのでしょうか?


五橋にごり酒発売開始


お待たせいたしました。いよいよ弊社の一人気商品であります。「にごり酒」を10月1日より翌年4月30日までの7ヶ月間(予定)季節限定で発売開始いたします。
にごり酒と聞くと「どぶろくのことか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、どぶろくとは蒸した米に麹と水を加えて醸造しただけのどろどろした酒をいい、酒税法では濁酒(だくしゅ)に分類されます。


一方にごり酒は清酒に分類されます。同じ白濁した酒でどこが違うのかといいますと、酒造工程の中で酒を漉(こ)すか否かという点にあります。酒税法では清酒を「米、米麹及び水を原料として醗酵させて、こしたもの」(酒税法第三条第3項イ)と規定されているため、酒造工程で漉す作業が行われるにごり酒は清酒になるというわけです。


ここで弊社のにごり酒を簡単にご紹介いたします。弊社のにごり酒は火入れをしない生酒です。また搾ったままで割水をしない原酒です。できたままの酒に一切手を加えていない、タンクの中そのままの味をお届けいたします。おすすめの飲み方は冷やかオンザロックで。
 ぜひ一度ご賞味ください。
 ※お酒の中で酵素が活きています。冷蔵庫にて保管ください。

 山口市水の上町在住の俳人、上野燎様より「自主現代俳句シリーズ・九期21 上野燎集」(社団法人 俳人協会発行)という句集を寄贈していただきました。同句集の中から一句ご紹介いたします。

飲み始めたるより釣瓶落としかな
 ありがとうございました。

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