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酒造り日記

酒造り日記

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る

2010年1月29日(金)

 

早いもので1月も終わりに差しかかっています。
1年で一番寒いこの時期に、全国の酒蔵が気合を入れて大吟醸の仕込みを行うと思いますが、
五橋の蔵でも正月明けから4本の大吟醸を仕込み、本日最終4本目の留添(仕込42号)を終えました。
DSC00063.JPG仕込みを終えるごとにお札のような紙を張っていきますが、仕込容器406号、仕込順号42号,(原料米に)西都の雫40%精白使用、酵母は9H(山口酵母)で高温糖化酒母、仕込月日1月29日と読み取れます。
 
 
これまでの操作は
目標の酒質になるようにと各行程(各操作)である程度調整してきたに過ぎません。
たとえば蒸米の硬軟であったり、種もやしの摂取量であったり・・・と。
そのような操作は、これまでの経験であったり、想像やカンに頼った!?操作だという事です。
 
たとえば蒸米を硬く仕上げようとしても蒸しあがった蒸米は柔らかかったりすることがあります・・・。
なんでだろう・・・!?
なんともせつない瞬間な訳です。
 
当たり前の事ですが、
同じスペック(同じ原料米、精白、酵母、種もやし等)で造った醪でさえタンク1つ1つ違う味わいになります、
甘辛も違えばアルコールの出方なんかも違ってきます。
 
蔵人は日々タンクを覗き、香気を嗅ぎ、発酵ではじける泡の音を聞き、口に醪をふくみ発酵の状態を把握します。
もちろん温度計も使い(笑)化学的に分析(アルコール、日本酒度、酸度、アミノ酸度、グルコース量)などもします。
自分が思う数字と異なる分析結果が出ると、醪の試料を再分析します。
 
そんな事はないやろ、こりゃおかしいやろ!?っと・・・。
 
微妙な差だが心配なのである・・・。
人の体温で言えば36.8度か.37.1度ぐらいの差であるが、
学生で言えば学校行くか休むかそれぐらい重要!?な数字なのである(笑)
 
冗談はさておき、再分析後思い通りの分析結果が出ると、ほっとする。
このように1つの分析結果にも一喜一憂しながらこれから2月、毎日醪と向き合います。DSC00062.JPG(3階吟醸醪部屋の様子、室温6.4度)
 
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るといわれますが
 
酒蔵的に申しますと
1月は(仕込みに)意気込み、2月は(醪と)にらめっこ、3月は(プロは結果で勝負)勝る・・・
と言ったところでしょうか・・・(汗;)
 
これから上槽(酒を搾る事)まで30日 
神様~いい酒が搾れますように~。
 
 
今日は夕方から久しぶりに蔵人全員で小宴です。
呑みにケーションだ!たのしみだな~。

                                              (杜氏 仲間史彦)

 

 

 

恒例行事

2010年1月22日(金)

早いもので1月も3分の2が過ぎてしまいました。
1月といえば、吟醸造りが最盛期を向かえ、酒蔵は一年で一番忙しい時期を迎えています。
そして蔵の中では、この時期ならではの「朝の恒例行事」ともいえるべき作業があります。

IMG_3413.JPG IMG_3415.JPG

蔵人が仲良く一列に並んで蒸しあがった米をほぐしているところです。
夏はラジオ体操が朝の恒例行事ですが、この時期は蒸し米の放冷が恒例となります。


蒸しあがった米をすぐに広げるため、この写真の5分前には辺り一面、蒸気でいっぱいで、5m先も見えないくらいの状態。
吟醸造りの続く、この時期にしか見られない蔵の一面でした!

                                                  (製造部 片山)

注連縄

2009年12月17日(木)

        DSC00043.JPG
毎年恒例の行事、注連縄を新しく作りました。
蔵ではいつもお世話になっている佐古宮司さんを先生に、専務、製造スタッフ数名で作業しました。
DSC00050.JPGのサムネール画像  DSC00053.JPGのサムネール画像
作業風景(いい画像がありません^^;)

これまでにも経験がありますが、年に1度の事なかなか上手くいきませんね。

約3時間かけて大小2つの注連縄完成しました。
作業中宮司の佐古さんより注連縄についての薀蓄を聞きましたので、ここで紹介しますね。
注連縄(しめなわ)とは、神聖な神域と外界を隔て、ケガレなどの進入を防ぐためのしきりにつかわれるものらしく・・・
白い紙!
4枚ある御幣!しだれの意味ですが、4枚は東西南北を意味し、中国の道教の民俗信仰から、仏教とともに日本に入ってきたという・・・

4枚のしだれ(四方の神と言うらしいですが)、神様に向かって右から、東の青龍(せいりゅう)、西の白虎(びゃっこ)、南の朱雀(すざく)、北の玄武(げんぶ)の順に名前がついているという事でした・・・

へ~~~っ!でしょ。
知ってたあなたはすごい。ためになりましたか!?

神様、今年も旨い酒が出来ますように。パンパン!
まさに、神頼み^m^)

ただいま大吟醸麹造り真っ最中。
はるか先の上槽(酒を搾ること)の酒をイメージしながら、麹と昼夜を共にします。
あと半月で今年も終わりますね、

正月までもう少し・・・

今年のおせち料理は、中華?洋食!?やっぱり和食でしょう~^^;
和食には、五橋でしょ!?
まよったら、これ!
金箔入り本醸造。http://shop.gokyo-sake.co.jp/honjozo/honjozo04.html
おすすめです。

                                                 (杜氏 仲間 史彦)



 

 

2009年11月30日(月)

先週の話ですが・・・
大吟醸用の原料米である山田錦35%の精米が終わったという事で
白米を見に伊陸の精米工場に出かけました。
今年度より自社精米工場で全量精米する事になった五橋精米所は米俵でいっぱいです
30俵張りの精米機2台もフル稼働です。
肝心の原料米ですが、割れも少なく良好でした。精米時間が昨年より若干短めでして
昨年より軟質なのかなぁ?と思いいつつ
吸水は早いだろうなぁとか、麹は食い込むだろうとか?醪で解け良いのでは・・・?
と妄想大臣になってしまいました・・・がははっ。。。(^m^)

ちなみに精米するのにどれくらい時間が掛かるかと申しますと
一般米70%精白でしたら8~12時間程度
好適米35%ではなんと50~60時間程度かかります・・・
なんと5倍ですよ^^;
それほどまでして小さく小さく削るんです、そして糠が大量にでます。
P1070024.JPG
この大量の米俵!?
実は米ではなくて削り取られた糠なのです。
糠にも種類があり、初めに出てくる所謂米の表層の赤糠に始まり中糠→白糠→特糠
とこうなるわけです。
糠だけで現在精米所には20トンもあります。
それだけの原料米を精米した事になります。


精米1年生の橋本さんですが、いい仕事していただき感謝します。
P1070025.JPG
(玄米の張り込みをする橋本さん)

五橋では全ての原料米の履歴分かるんです^^。
入荷してくる米袋には生産農家の名前が書いてありますから

当たり前の事ですが。

伊陸の〇〇さんとこの米は純米酒になりましたよ。。。てな具合です。



明日から大詰め12月突入。



忘年会の季節じゃの~~~(^@^)
忘れるって言う字書くけど忘れる事はないと思う、
できれば
いい年であったなぁ~と振り返りたいな・・・

                                              (杜氏 仲間史彦)
 

待ちに待った。。。

2009年11月25日(水)

初しぼり。
という事で今年初のもろみの搾りを行いました。
11月2日に仕込みを開始し、やっと搾る日がやってきました。

いったいこの2人何をやってるんでしょうか?
何かを除いているようです。
IMG_3294.JPG
そうです、タンクのそこの醪をヘラで出口にかき出しているのです。
6500Lあった醪も半日かけるとこの通り底が見えてきます。

IMG_3300.JPG
右、先輩中村君
左、今年より上槽担当の小倉君
先輩と後輩、仕事の段取りを伝授いたします。

突然ですが。。。
この2人よく似てると思いませんか~?

そうなんです!?
2人とも197×年生まれ独身。ただいま婚活中で、、、と紹介しまして。
え!正面からの画像が欲しい!!
そんな方はメールくださいね、プロフィールも添付しますね。(笑)

本題の上槽酒ですが、
なんともいえぬ味わいと申しておきましょう。。。笑顔がいいです。
IMG_3302.JPG
これは蔵に来ないと味わえない、旨さです。
さぁ~今年は蔵見学にお越しくださいませ。


元気いっぱいの五橋、体感できます。

※本日11月25日最終〆切、『初しぼり』予約受付中です。ご注文お待ちしています。
※酒蔵ご見学希望の方はご遠慮なくご相談ください。(大吟醸造りの期間はお断りする事があります)
 
                                                 (杜氏 仲間 史彦)

 

生モト仕込み

2009年11月19日(木)

今年初めての生モトを立てました。

IMG_3287.JPG 

7~8℃で仕込んだ後に「手モト」という作業で混ぜるのですが、これが辛い!
どう辛いかと申しますと・・・

IMG_3286.JPG

あまりの冷たさに、手が痛くなったのを耐える中村さん・・・

IMG_3288.JPG

終わる頃には手が真っ赤に・・・この後は霜焼けになった時のように痒みが襲ってくるのです(ToT)
そして、この「手モト」、夜中も3時間おきに起きてやるのですが、冷たさに目が覚めてしまってなかなか寝付けず寝不足に。。。

明日は休み・・・しっかり寝よう Zzzz・・・

                                                 (製造部 片山)

もう1ヶ月

2009年11月17日(火)

 

10 月19日より平成21年度の製造に入り、早い物でもうひと月になります。
今日は、秋から一気に冬になったような寒さですが、この寒さが酒造りには良いのです。
蔵の掃除から始まり、麹作り、酒母作り、もろみ造りと進んで、蔵内の仕込タンクも半分仕込みを終え
2階の仕込蔵からは、酒のいい香が漂っています。
いよいよ来週には酒を上槽(酒をしぼる)する事になるでしょう^^。楽しみでなりません。
醪の発酵も順調なのできっと旨い酒になるに違いありません。

 

 今日は蔵を若いスッタッフに任せ、社長と副杜氏のモリさんと私の3人で
広島国税局に平成21年度広島国税局清酒鑑評会・表彰式出席しました。

結果は、
平成21年度広島国税局清酒鑑評会

吟醸の部   五橋 優等賞
純米の部   五橋純米酒 優等賞
本醸造の部  五橋本醸造 優等賞
SN3A1250.JPGSN3A1251.JPG
やりました、なんと3冠達成です。

驕ることなく、今年の酒造りも『当たり前の事を当たり前に・・・』
気合を入れて製造に望みます。
 

表彰式の後
広島駅ビルで食べたお好み焼きはうまかったなぁ~。
さてと、お好み焼きに合う酒、考えてみるかな?
                                                 (杜氏 仲間史彦)

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