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今日の五橋

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全国新酒鑑評会4年連続金賞受賞【1198杯目】

2006年5月22日(月)

はっきり言って、スゴイです。
え?何がすごいかですって?
今年の全国新酒鑑評会での金賞受賞ですよ。
これまでに3年連続でとってきてますんで、今年で4年連続!
ですが、4年連続がすごいといっているわけではありません。(これはこれですごいんですが)

私がすごいといっているのは、新品種の好適米で金賞をとったということなんです。
4月13日の更新で、この新品種の酒米について少し触れています。
一言でいえば、山口県が開発したオリジナルの酒米ということなんですね。

幻の米「穀良都」と、山田錦の子である「西海222号」のハーフ君(ハーフちゃん?)。
確かに血統は素晴らしいんですよね。
酒米界のサラブレットですよ。
ですが、難点があるんです。
新人なものでキャリアがない、実績がない、前例がない、の3重苦。
酒米界のヘレン・ケラーですよ。

県をあげてあれだけ大騒ぎした4月12日の「西都の雫」発表会。
県内13場の蔵元が「西都の雫」を使った商品を発表しました。
血統の良さや話題性の高さを認めたうえで、
他の蔵元さんたちは純米酒や、純米吟醸酒を醸しました。
もちろんそれは各社の経営方針ですから、私がどうこういえる話ではありません。

ですが、この米を開発する際のコンセプトは
「他県が作っているような、金賞を狙える自県の酒米作り」ではなかったのか?
広島県の「千本錦」しかり、山形県の「出羽燦燦」しかり、岩手県の「吟ぎんが」しかりです。
(もちろん上にあげた県の蔵元さんも各社の方針で、酒米は選択されてます。)

五橋は「本物の山口県の地酒」と言い続けてきていますから、
「山口県オリジナルの酒米」が出た時になんとなくイメージ持ってるわけですよね。
杜氏はある程度具体的なイメージを抱いていたと思います。
で、「造ろうかと思うんじゃ。」と相談されまして、
「お造りくださいませ。 ハハーッ m(__)m」と。

しかし、社長がよく許したもんです。
何の実績もない米で出品するということを。
金賞連続受賞が途切れる可能性もあるわけですよね。
山田錦のほうが、扱い方も慣れてるわけですし。

ところが、ところが、五橋は金賞にそこまでの執着がありません。
取れれば「あー、取ったか」と。
取れなければ「あー、取れんかったか」と。
だからこそ、こんなことができたんでしょう。

ある意味暴挙、結果は快挙。
「勝てば官軍」みたいななんでもありの世界ではありません。
「負けても官軍」。
県をあげてのプロジェクトに、誰からも言われずトライして、
それを見事実現したのでありますから。

さすがに今回の金賞受賞はちょっとした騒ぎです。
「今日の五橋」の更新も、いつもより1.5倍増(当社比)ですし。
五橋が「西都の雫」で全国に通用する吟醸酒が作れるということを証明し、
先鞭を付けたわけです。
新しい歴史が五橋から始まった・・・かっこいいー。

近々のうちにアップする「蔵元だより」。
こちらもテーマは「西都の雫」。
金賞取る前から、下書き段階で「金賞受賞」の文章しか用意してませんでした。
取ってくれたけー、助かったいね。また作文考えんにゃーいけんところじゃった。(←なぜか山口弁更新)

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